企業のブランド認知度を向上させる手順
今回の記事では、ブランディングの実践方法についてご紹介します。
前回、前々回までブランディングのメリットや事例をご紹介してきました。
今回は企業のブランドを構築し、広めていくまでの手順をご紹介します。
ホームページをこれから制作しようとしている開業・起業予定の方は特にご覧ください!
目次
ブランディングの必要性とメリット
企業ブランディングを行っていくうえで、初めにブランディングの必要性やメリットを共有しておくことが重要です。
まず「何のために、何を目指してブランディングを行っていくのか」を共有しておきましょう。
ブランディングを行うメリットの1つとして、競合他社との差別化が挙げられます。
現代ではパソコンやスマートフォンといった情報機器を多くの人が持つ時代になり、至るところで広告を見るようになりました。
私たちは毎日あふれる情報の中から必要な情報を取捨選択することを求められています。
ブランディングを行っていない場合、競合他社の商品やサービスの魅力を伝える広告やチラシに自社の商品やサービスの情報が埋もれてしまい、購入の検討さえされない可能性があります。
まず商品やサービスを知ってもらえなければ、買ってもらえることもありません。
認知度を上げるという点でブランディングは現代社会で必要不可欠なものと言えるでしょう。
これ以外にもブランディングにはメリットがあります!
その他のブランディングのメリットは以下の記事で紹介しています!
企業ブランドの構築方法
企業ブランドを構築する方法は以下の通りです。
- 環境分析と現状の把握
- 自社ブランドの定義
- 訴求方法と訴求内容の決定
- 認知度の検証
3の訴求方法と訴求内容の部分に特に意識が向きますが、その前準備やその後の検証も同じくらい重要です。
それでは、それぞれの内容を解説します。
環境分析とターゲットの特定
世の中の流れが自社にどのような影響を及ぼすか、その中で自社はどんな方針を取るべきかを整理します。
これらの情報の整理には以下のようなフレームワークが役に立ちます。
- 3C分析
- SWOT分析
- PEST分析
政治や経済といった外部の動きから自社がどんな機会や脅威を受けるか、そのとき自社の強みをどう打ち出していけるかを整理しましょう。
それを踏まえて、ターゲットとする人物像を決定していきます。
ターゲットを決定するにはSTP分析を活用すると良いでしょう。
STPはそれぞれ、S(セグメンテーション、市場細分化)、T(ターゲティング、狙う市場の決定)、P(ポジショニング、自社の立ち位置の明確化)を意味します。
自社ブランドの定義
現状の分析に基づいて自社ブランドを定義していきます。
自社が掲げる理念や目指す将来像、果たす役割、提供する価値などを検討します。
それらをコンセプトやロゴといった言葉やデザインとして表現します。
訴求方法の検討
ターゲットとする人物像がよく目にする方法で、コンセプトやロゴを始めとして、自社ブランドの魅力を発信していきます。
自社ブランドについて発信する手段には以下のようなものがあります。
- 新聞やチラシなどの紙媒体
- 自社Webサイト
- SNS
- 広告
認知度の検証
ある程度の期間が経ったら、自社ブランドの魅力が認知・共感されているか検証します。
アンケート調査を実施することで、自社ブランドが世間にどれぐらい浸透したか調査しましょう。
調査の結果、「まだ認知度が低い」、「発信したいブランドイメージと浸透しているイメージが異なる」などの課題が見つかった場合は訴求方法や発信する内容を見直す必要があります。
まとめ
ブランディングの実践方法についてご紹介しました。
情報社会である現代では、競合他社の一歩先を行くために企業のブランディングが欠かせません。
自社が提供できる価値を認識・共有し、自社の商品やサービスの魅力を継続的に発信していくことで、集客力の向上や広告宣伝費の削減を見込むことができます。
まずは費用を抑えて、自社サイトやSNSを使ったWebブランディングから始めてみてはいかがでしょうか。
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