Web集客のためのブランディング
今回の記事では、Webブランディングについてご紹介します。
戦略的なブランディングで商品やサービスの価値を知ってもらえれば、多くのメリットがあります。
今回はブランディングのメリットや、その中でも特にWebブランディングがおすすめな理由をご紹介します。
ホームページをこれから制作しようとしている開業・起業予定の方は特にご覧ください!
目次
ブランディングとは
一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会はブランドを以下のように定義しています。
ある特定の商品やサービスが、消費者・顧客によって「識別されている」とき、その商品やサービスを「ブランド」と呼ぶ。
引用元:https://www.brand-mgr.org/knowledge/word/
消費者や顧客から見たとき、価値があると認識されている商品やサービスがブランドだと言えます。
また、ブランディングは以下のように定義されています。
ブランド・アイデンティティとブランド・イメージを一致させる活動のこと。
引用元:https://www.brand-mgr.org/knowledge/word/
この定義を言い換えると、ブランディングとは、商品やサービスが持つ独自の価値と、消費者や顧客がブランドに対して抱くイメージとを結びつける活動だと言えます。
ブランディングとマーケティングの違い
このように聞くとマーケティングと意味が同じように感じられるかもしれません。
ブランディングとマーケティングは似ていますが、情報をどう伝えるかという点が異なります。
米国マーケティング協会はマーケティングを次のように定義しています。
マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである。
この定義からも分かるように、マーケティングは商品やサービスの価値を伝える活動を指します。
一方で、ブランディングは商品やサービスの価値を自然と知ってもらうための活動です。
自ら価値を発信するかどうかという点が異なります。
ブランディングのメリット
そんなブランディングには以下のようなメリットがあります。
- 競合他社との価格競争を避けられる
- リピート率の向上を見込める
- 長期的な広告宣伝費の削減につながる
競合他社との価格競争を避けられる
似た商品が複数販売されている場合、値段を安くすることで他社との差別化を図ることはよくあります。
ブランディングにより商品やサービスに共感や憧れといった付加価値が生まれていれば、自社の商品やサービスが多少高くても欲しいというファンに選ばれやすくなります。
これにより販売単価を下げなくてもよくなります。
「この商品・サービスを買うなら絶対ここ!」といったコアなファンが定着すれば、高い販売単価を維持することができ、売上の向上も見込めるでしょう。
リピート率の向上を見込める
ブランディングにより商品やサービスに深い愛着や思い入れを抱いてもらうことで、競合他社と比べられても自社の商品やサービスが選ばれやすくなります。
既存顧客のリピート率が高ければ、安定した利益を確保することができるため、新規顧客獲得のための投資を行うことができます。
その結果、収益向上のための好循環につながっていくでしょう。
長期的な広告宣伝費の削減につながる
ブランディングにより自社の商品やサービスを指名して買ってくれるコアなファンが増えるほど、広告宣伝費を抑えることができるでしょう。
自社のブランドが確立されることで、高い広告宣伝費を払ってようやく商品やサービスを選んでもらえる状態から、最低限の広告宣伝費でも商品やサービスを選んでもらえる状態になるからです。
ブランディングにはWebブランディングがおすすめ
自社のWebサイトやSNSなどWeb上で商品やサービスの価値を広めることをWebブランディングと言います。
費用を抑えてブランディングするなら、Webブランディングがおすすめです。
Webサイトを使ったブランディング
予算がたくさんあれば、話題のタレントを起用してテレビCMや動画を作成することで認知度が大きく向上するでしょう。
しかし、なるべく予算は抑えたいものです。
そこでおすすめしたいのが、自社のWebサイトで商品やサービスをブランディングする方法です。
前回の記事では開業する前にホームページを準備しておいた方が良い理由についてご紹介しました。
せっかく自社のホームページを作るなら、ホームページ上で自社の商品やサービスをブランディングすることで、競合他社と差別化できる付加価値をつけられます。
同じホームページを制作する予算で集客力を向上させることができます。
SNSを使ったブランディング
自社のWebサイトをブランディングサイトにするだけでなく、FacebookやInstagram、TwitterなどのSNSをブランディングに活用すれば、自社の商品やサービスに更なる付加価値をつけられます。
これらSNSで消費者の興味をひくような情報を発信していくことで、自社の商品やサービスにより感情移入してもらうことができます。
また、SNSアカウントの運用は他のブランディングするための手段と比べると運用コストがかかりません。
ホームページと組み合わせることで、より多くの消費者に自社のブランドを印象付ける機会を増やすことができます。
Webブランディングの注意点
上手く自社のブランドを形成できると非常に魅力的なWebブランディングにも注意するべきポイントがあります。
それは、リリースして終わりではなく、その後の運用が大事だということです。
パソコンやスマートフォンの普及によりWeb上は常に沢山の情報で溢れかえっています。
その中で自社の商品やサービスの価値を伝えようとするなら、定期的な情報発信が必要不可欠です。
様々なメディアで情報発信を繰り返し行うことで初めて、自社のブランドが確立され、競合他社よりも優位に立つことができるようになるということを忘れてはいけません。
まとめ
Webブランディングについてご紹介しました。
マーケティングと違い、ブランディングは消費者が自発的に自社の商品やサービスの価値を知ってもらうことを目的としています。
そのため、ブランディングが上手くいったときは消費者に商品やサービスの魅力を初めから認識してもらえているので、マーケティング活動の効果も上がるでしょう。
費用を抑えてブランディングするなら、自社サイトやSNSを活用するのがおすすめです。
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