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競合他社に勝つECサイトの差別化戦略

この記事では、ECサイトの差別化についてご紹介します。ECサイトの売上が伸び悩んでいて、ECサイトの売上をアップさせたい方はぜひご覧ください!

ECサイトの差別化が必要な理由

Amazonや楽天市場などのECモールを始め、今では膨大な数のECサイトが存在します。それらの中から自社のECサイトに集客するためには差別化が必要不可欠です。

EC市場規模の拡大

2023年8月の経済産業省の調査によれば、2022年のBtoCのEC市場規模は22.7兆円(2021年20.7兆円、2020年19.3兆円、前年比9.91%増)に拡大しており、EC化率も9.13%(前年比0.35ポイント増)に増加しています。BtoBに関しても、EC市場規模が420.2兆円(前年372.7兆円、前々年334.9兆円、前年比12.8%増)、EC化率は37.5%(前年比1.9ポイント増)と増加傾向です。

出典: 経済産業省|電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました

ネットショップ店舗数の増加

EC市場規模が拡大しているということは、ネットショップの店舗数も増加していることが想定されます。事実、以下の調査結果からは2021年から2023年の国内ECサイト・ネットショップの店舗数が約36万店舗増加したことが分かります。

出典:EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」|【2023年最新版】国内のECサイト・ネットショップの総稼働店舗数

出典:EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」|【2021年最新版】国内のECサイト・ネットショップの総稼働店舗数

2024年のEC市場

2023年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行され、それまでよりも外出行動が活発化するようになりました。そのため、2024年時点でそれまでの巣ごもり需要ほどの需要は無くなっていると考えられ、EC市場規模やEC化率の増加、新規ネットショップの増加は抑えめになる可能性があります。

一方で、需要が下がり供給が需要を上回ることで、今後しばらくはこれまでに増えたネットショップ間での競争が激化することが想定されます。

ECサイトの差別化につながるポイント

では、どういった要素が他店舗との差別化につなげられるでしょうか。例として、ECサイトの差別化のための要素には以下のものが挙げられます。

  • 価格
  • 商品の品質
  • 商品の品揃え
  • 顧客体験
  • ブランディング

販売する商品の価格や品質、品揃えの豊富さといった要素以外にも、レコメンド機能や購入履歴、チャットボットといった利便性の高いECサイトでストレス無く購入できる顧客体験や、商品に対して付けるブランドイメージといった要素も差別化につなげることができます。ネットショッピングにどういった付加価値を提供できるかが差別化には重要です。

ECサイトで差別化する要素を見つける方法

上でご紹介したように様々な要素を組み合わせて打ち出していくことで、他のECサイトとの差別化を図ることができます。どの要素で差別化をしたら良いかを見つけるためには、次の2つが特に重要となります。

  • 競合他社や顧客ニーズ、自社の強みの分析
  • ターゲットの設定

競合他社や顧客ニーズ、自社の強みの分析

競合他社の分析

自社の商品の差別化をするためには、競合他社のECサイトや販売する商品への理解が欠かせません。競合他社の商品の特徴、強みや戦略などを調査した上で、自社商品の強みをどうアピールするかを考えましょう。販売している商品の価格や品質、品揃え、販促方法、商品やECサイトの見せ方などを調査することで他社の理解につながります。

顧客ニーズの分析

どんなに良い商品を用意したとしても、その商品のニーズが顧客に無ければ売るのは難しいでしょう。顧客のニーズを知ることは、売れるECサイトにする1歩であり、効果的な差別化のための施策を実施する上で非常に重要なことでもあります。

顧客がどのような商品やサービスを求めているのかを理解するために調査することが必要ですが、この時重要なのが正確性です。思い込みや勘でニーズを考えるのではなく、信頼できる調査結果やお客様の生の声といったデータを基に分析しましょう。

自社の強みの分析

「自社の強みは何か」と問われたときにすぐに答えることは意外と難しいかもしれません。客観的に見た自社の強みを知るには、競合他社と比較したり、お客様の声を聞いたりすることが必要になります。上でご紹介した競合他社や顧客ニーズの分析から、自社の強みを考察することで、有効な差別化を図ることができます。

ターゲットの設定

競合他社や顧客ニーズ、自社の強みの分析をした後で、ターゲットとなる人物像を考えることで、自社ECサイトをより効果的にするためのアイデアを得られます。これまでの分析で手に入れたデータを基に、理想となるターゲットの人物像(ペルソナ)を設定しましょう。

ペルソナ設定の方法については、以下の記事で詳しくご紹介しています!

ECサイトの差別化で売上アップを目指そう

ECサイトの差別化についてご紹介しました。コロナ禍を経て拡大したEC市場内での競争は激しいものとなることが予想されます。数多あるネットショップの中から自社ECサイトを選んでもらうためには、差別化が必要不可欠です。競合他社、顧客ニーズ、そして自社の強みを分析し、ターゲットを定め、認知度向上や売上アップにつながる差別化を図りましょう!

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