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【企業のAI活用を成功させる】AI人材の必要性を解説!

今回の記事では、AI人材の必要性についてご紹介します。自社の課題解決のためにAI導入を検討されている方はぜひご覧ください!

高まるAI需要と不足するAI人材

クラウドの普及によって、それまでよりも大量のデータを収集し、蓄積できるようになりました。こうして集めたデータを分析することで、人間の代わりに認識・予測・判断・提案などを行うAIは、人手不足の解消や業務効率化などの点で注目されています。

拡大するAI市場規模

総務省の令和5年版情報通信白書では、世界・日本共に今後AI市場規模が成長していくと見込まれることが公表されています。日本国内の市場規模の予測は年々緩やかにはなるものの、着実に増加することが予測されており、2027年には1兆1,034億7,700万円まで拡大すると予測されています。今後AIシステムを導入しないと、競争力の面で大きく後れを取るようになる可能性があります。

世界のAI市場規模(売上高)は、2022年には前年比78.4%増の18兆7,148億円まで成長すると見込まれており、その後も2030年まで緩やかな加速度的成長が予測されている(図表4-9-1-1)。

日本のAIシステム1市場規模(支出額)は、2022年に3,883億6,700万円(前年比35.5%増)となっており、今後も成長を続け、2027年には1兆1,034億7,700万円まで拡大すると予測されている(図表4-9-1-2)。

出典:総務省|令和5年版 情報通信白書

AI人材の不足

その一方で、先端技術の1つであるAIに詳しい人材は不足していると言われ、今後さらに深刻化する可能性があります。経済産業省のIT人材需給に関する調査によれば、2030年には12.4万人不足するとされています(平均シナリオの場合)。

出典:経済産業省|IT人材需給に関する調査(概要)

同調査ではIT 人材の需要と供給の差も予測しており、2030年にはIT人材が約45万人不足するとされています(中位シナリオの場合)。IT人材そのものが不足する中、AI人材はより希少な存在になる可能性があります。

出典:経済産業省|IT人材需給に関する調査(概要)

AI人材が不足することで想定される問題

様々な分野で用いられるAIですが、そんなAIを組み込み、専門知識が無くてもAIの恩恵にあずかれるようなシステムも登場しています。そうしたシステムがあれば、AI人材は必要ないのでしょうか。

AIに詳しい人材がいないことで起こり得る問題には以下のようなものが挙げられます。

  • AIシステムがブラックボックス化してしまう
  • AIシステムが人間の思考力・分析力を奪ってしまう

AIシステムがブラックボックス化してしまう

大量のデータを高速で処理することができるAIは、高い精度の分析や予測をすることができます。しかしAIに詳しい人材がいなければ、AIによって導き出された結論がどうやって導かれたのか把握することが困難になってしまうでしょう。

AIが行う分析や予測の全てが完璧というわけではありません。AIが導き出した結果が正確であるかどうかは、人間が確かめる必要があります。重大な意思決定に関わるようなものほど、AIの分析や予測を人間が適切に評価することが重要です。

AIシステムが人間の思考力・分析力を奪ってしまう

人間の代わりに大量のデータから予測や分析を行えるAIは、労働力不足の解消方法の1つとしても考慮できるほど便利なものです。だからこそ、AIに依存しすぎることが無いように注意しなければいけません。AIに頼りきりになってしまうことは、自主的に分析、思考することをしなくなってしまい、AIの予測や分析が間違っていた際に待ったをかけることができなくなってしまいます。

AI人材育成の課題

多くの分野で活躍が期待されるAIですが、そうしたAIが行った予測や分析の妥当性を評価するためにAI人材は必要と言えます。とはいえ、そうしたAI人材を育成するのには以下のような課題があります。

  • AI人材を育成する体制が整っていない
  • 実務に活かすことが難しい

AI人材を育成する体制が整っていない

著しい成長を遂げているAIを体系的に学ぶことは難しいと言えるでしょう。AIを学ぶには、数学やプログラミング知識だけでなく、機械学習やディープラーニング、最新のトレンドも押さえる必要があります。AI人材が不足しているということは、こうした広範かつ専門的な知識を教える人材もまた不足しているため、AI人材を育成することが困難となっています。

実務に活かすことが難しい

AIに関する知識を吸収したとしても、その知識を実務に役立てられるかどうかも課題の1つです。AIを導入するには大量のデータが必要です。また、データがあちこちに散らばっていたり、保存の形式が異なっていたりしてはいけません。そうしたAIが扱いやすいデータが大量に蓄えられていなければ、せっかくAIに関する知識を学習したとしても充分に活かすことはできないでしょう。

AI導入を成功させるならAIに詳しい企業に相談することがおすすめ

AI人材の必要性についてご紹介しました。人間の代わりに多くの分野で予測や分析、判断を高い精度で行うことが期待されるAI。そんなAIが行う予測や分析、判断も全てが正しいとは限らないため、妥当性を適切に判断するためにも、AI人材は欠かせない存在です。

しかし、そうしたAI人材を育成することは現状ではまだまだ難しいことと言えます。AI導入を成功させるには、AIシステムの導入を支援する企業と二人三脚で取り組むことが重要です。

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