【サイト改善に効果的】直帰率・離脱率とは?違いや目安、改善方法を解説!
この記事では、Webサイトの直帰率・離脱率についてご紹介します。ホームページやECサイトで販路開拓・売上アップを狙っている方はぜひご覧ください!
目次
直帰率・離脱率はホームページやECサイトの改善で重要な要素
直帰率・離脱率とは
直帰率とは訪れた最初のページでサイトから離れた割合、離脱率とはサイト内のいくつかのページを訪れた後に、特定のページでサイトから離れた割合のことを指します。そのため、直帰は離脱の一種と言えますが、区別されて表現されることが多いです。
直帰率・離脱率の重要性
ページの直帰率や離脱率が高い場合、そのページ内でしてほしい行動を訪問者にしてもらえていない可能性があります。多くのアクセスを集めたとしても、お問い合わせや資料請求、商品の購入といった行動につながらなければ、売上アップやお問い合わせ数の増加にはつながりません。そうした観点から、直帰率や離脱率はホームページやECサイトの改善に重要な要素の1つと言えます。
直帰率・離脱率の確認方法
直帰率や離脱率はアクセス解析ツールであるGoogle Analyticsを導入することで確認することができます。「探索」>「空白(自由形式)」を選び、指標やディメンションを設定することでチェックが可能です。
このようにホームページやECサイトの改善にはGoogle Analyticsが非常に効果的なので、導入していない方はすぐに導入することをおすすめします。私どもOfffice Kでも導入を承っておりますので、Google Analyticsを導入しておらず、ホームページやECサイトで成果を出したいと考えている方は、お気軽にご相談ください!
ホームページやECサイトの直帰率の目安
他のページを見ずにサイトから離れてしまう直帰は、離脱の中でも特に注目したい行動です。その直帰率は、業界やデバイス、サイトの種類や流入経路などによって異なると言われています。
例えば業界別では直帰率はおよそ45%~65%とされ、飲食やペット、美容や健康の内容に関するサイトは直帰率が高いと言われる一方、旅行や就職、教育、不動産の内容に関するサイトは直帰率が低いと言われています。直帰率が低いと言われている業界は高額なものや将来に大きく関わる内容であるため、多くのページを回遊する必要があり、直帰率が低い可能性があります。
また、デバイス別ではスマートフォン、タブレット、パソコンの順で直帰率が低くなるとされています。多くの人がスマートフォンやタブレットを携帯するようになった現代では、パソコンでの使いやすさだけでなく、スマートフォンやタブレットでの使いやすさも考慮する必要があると言えるでしょう。
直帰率・離脱率が高い原因
ページにもよりますが、直帰率や離脱率が高い場合は目的のページまで訪問者が辿り着いていないため、改善した方が良い可能性があります。直帰率や離脱率が高くなってしまう原因には以下のようなものが挙げられます。
- 訪問者が求めている情報が無い
- 他のページへのリンクが分かりづらい、使いづらい
- ページの読み込み速度が遅い
- 表示がスマートフォンやタブレットに対応していない
- そのページで訪問者が満足した
訪問者が求めている情報が無い
特定の情報を知るためであったり、資料のダウンロードや商品の購入といったアクションをするためであったり、訪問者がサイトを訪れるには何らかの理由があります。いずれの場合であっても、訪れたページに知りたい情報やアクションにつながるボタンやリンクが無ければ、すぐにサイトから離れてしまうでしょう。
他のページへのリンクが分かりづらい、使いづらい
ヘッダーやフッターなどのリンクやCTA(Call To Action、サイトの訪問者に対して何らかの行動を促すことや設置要素)が分かりづらかったり、使いづらかったりすると、サイトから離脱する可能性が高まります。こうした別ページへ誘導させる要素は、訪問者が目的のページへスムーズに移動できるように工夫をする必要があります。
ページの読み込み速度が遅い
ページの読み込み速度もページからの離脱に影響を与える要素の1つです。2018年のGoogleの公表したデータによれば、モバイルサイトの読み込み時間が1秒から3秒になるだけでも直帰率が32%増加してしまいます。
出典:Google|Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed
表示がスマートフォンやタブレットに対応していない
今やホームページやECサイトを見る手段として利用するのはパソコンだけではありません。令和5年通信利用動向調査報告書(世帯編)によれば、モバイル端末を保有する世帯の割合は 97.4%にものぼり、インターネットを利用する目的として情報検索を挙げた割合は71.4%となっています。古いホームページでは、パソコンしか表示が最適化されておらず、スマートフォンやタブレットでは非常に見づらいといったケースが度々あります。
そのページで訪問者が満足した
直帰率や離脱率が高い原因は訪問者にとって悪いものばかりではありません。詳細に説明されたブログ記事などはページ内の情報で訪問者が満足し、離脱する場合があります。こうしたケースでは、ページ毎に改善が必要かどうか検討する必要があります。
直帰率の高さについて
直帰率の高さが問題になるかどうかは状況によります。
直帰率の高さが問題になるのは、ユーザーがサイト内の複数のページを閲覧することが必要な場合です。たとえば、サイトのトップページがサイト内の他のページ(ニュース記事、商品ページ、購入手続きなど)の入り口として機能している状況で、多くのユーザーがトップページのみを閲覧しているとすると、高い直帰率は望ましくありません。
一方で、ブログのような 1 ページのみのサイトや、その他の 1 ページのみのセッションが想定されるようなコンテンツを提供している場合、直帰率の高さはまったく問題になりません。
Google|アナリティクス ヘルプ 直帰率
直帰率・離脱率を改善する方法
上記の原因を踏まえると、ホームページやECサイトの直帰率・離脱率を改善する方法として、以下のようなものが挙げられます。
- 検索キーワードのニーズに沿った内容を掲載する
- 訪問者が迷わない構造にする
- ページの読み込み速度を早くする
- レスポンシブ対応を行う
検索キーワードのニーズに沿った内容を掲載する
検索キーワードの中には、検索した人のニーズを推測することができるものがあります。例えば「ホームページ制作 料金表」といったキーワードでは、ホームページ制作会社を比較するために料金表を検索していると考えられます。ニーズを推測できるキーワードは、2語以上の複数のキーワードが組み合わさっている(ロングテールキーワード)ことが多いです。
こうしたキーワードからニーズを推測し、訪問者が求めている情報を掲載しましょう。ニーズを推測し、掲載内容を改善していくことでSEO対策となり、直帰率・離脱率だけでなく、アクセス数も改善できます。
ロングテールキーワードについては、以下の記事で詳しくご紹介しています!
訪問者が迷わない構造にする
詳細な情報を載せることはアクセス数増加に有効ですが、そうしたページがいくつも乱立していると、訪問者がどこのページへ行けば良いか迷ってしまう危険性があります。ホームページやECサイトの掲載内容が多い場合は適切なカテゴリーに分類し、深くても3層程度の階層構造にすることがおすすめです。
また、特にブログ記事では関連したページを訪問者に回遊してもらいたい場合があります。そのような場合は、CTAの表現をそれまでの掲載内容との関連性が訪問者に伝わるようにしたり、デザインを目出せたりしましょう。
ページの読み込み速度を早くする
高解像度の画像や動画などを多く載せたり、サイト内に凝ったアニメーションを導入していたりすると、読み込み速度が遅くなってしまいます。とはいえ、ECサイトでは掲載している商品の画像数や見え方が購入率に影響を与える要素の1つであるように、読み込み速度が遅くなる要因全てを排除すれば良いとは限りません。画像の圧縮やアニメーションの簡略化など、訪問者にとっての影響が少ない範囲で読み込み速度を改善しましょう。
レスポンシブ対応を行う
レスポンシブ対応とは、ホームページを訪れた人が見ている画面のサイズに合わせてデザインやレイアウトを変化させることです。近年では、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットでホームページを訪れる人も増えているため、重要視されています。レスポンシブ対応はGoogleも強く推奨しており、SEOの観点でも有利になると考えられています。
モバイル版のページを用意することは、コンテンツを Google の検索結果に表示させるための要件ではありませんが、非常に強く推奨されています。
出典:Google|モバイルサイトとモバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法
スマートフォンやタブレットを使ってホームページを見たとき、細かくて文字が読みづらかったり、ボタンが小さくて押すことができなかったりした経験はありませんか?訪問者が離脱しないように、訪問者目線に立ってそうした見づらい・使いづらい要素を無くしましょう。
直帰率・離脱率を改善して成果につながるサイトにしよう
Webサイトの直帰率・離脱率についてご紹介しました。成果につながるホームページやECサイトに改善するうえで、直帰率・離脱率は重要な指標の1つです。サイトが訪問者にとって使いづらいものになっていないか、求めている情報を提供できているかなどを、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールから分析・改善し、売上アップやお問い合わせ数の増加につなげましょう!
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