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ECサイトへの集客方法|主な施策を詳しくご紹介

この記事では、ECサイトへの集客方法についてご紹介します。今運用しているECサイトの売上を伸ばしたいと考えている方はぜひご覧ください!

ECサイトの売上を伸ばすには集客が必要不可欠

ECサイトの売上の方程式

ECサイトの売上は次の式で表されます。

「ECサイトの売上」=「訪問者数(ユニークユーザー数)」×「購入率(CVR)」×「平均購入額」

この式からも分かるように、訪問者数はECサイトの売上に関わる重要な要素の1つです。その他2つの要素である購入率や平均購入額は、一定の訪問者数が無いと正確なデータを取ることができません。売上の最大化という点においては、全ての要素を満遍なく伸ばすことが重要ですが、中でも訪問者数を増やすことは特に重要なことだと言えます。

ECサイトの運営課題

ECサイトの売上を伸ばすために、サイトへの訪問者数を増やす、すなわち集客の重要性は周知されていますが、それが難しいということもまた知られています。

株式会社これからが、これまでに自社ECサイトを運営したことがある20~59 歳の 200名男女を対象に実施した、「EC サイト運営で売れる人と売れない人に関する調査」によれば、「ECサイト運営において、集客は大事だと思いますか」という質問に95.5%の人が思う、もしくはどちらかといえば思うと回答しています。

出典:株式会社これから|EC サイト運営で売れる人と売れない人に関する調査

その一方で、ECサイト運営において最も課題に感じていることとして、「集客・プロモーション」は34.0%で最も多く挙げられています。

出典:株式会社これから|EC サイト運営で売れる人と売れない人に関する調査

また、「売上に直結する要因は次のうち、何だと思いますか(複数回答)」という質問に対して、集客力が53.0%という2番目に高い割合で上げられています。

出典:株式会社これから|EC サイト運営で売れる人と売れない人に関する調査

ECサイトのアクセス数の目安

ECサイト構築サービスの1つであるカラーミーショップによると、月商50万円のECサイトには1か月平均で約15,000人がアクセスしているそうです。1か月で15,000人ものアクセスを集めるサイトにするには、商品そのものの価値ももちろん重要ですが、商品の魅力を発信し、興味・関心を高めることが非常に重要となります。

カラーミーショップのデータによると、月商50万円のECサイトは平均で、1カ月15,000人ほどの人がアクセスしていますので、こちらを1つの目安としてください。

出典:GMOペパボ株式会社|ECサイトへの集客方法は?アクセス数を増やすテクニックを予算・目的別に紹介!

ECサイトへ集客する際の注意点

ECサイトを開設すれば自動的に人が集まるわけではありません。ECサイトに人を呼び込むためには、定期的かつ質の高い情報発信が必要になります。

では、どうすれば質の高い情報発信ができるのか。それは、「誰に何の情報をどうやって届けるか」にこだわり、改善し続けていくことで初めて可能となります。以下では、「どうやって」集客するかについて詳しくご紹介しますが、ターゲットとなる人物像の調査や求める情報の分析を疎かにしては成果につながりづらいことにご注意ください。

ECサイトへの集客方法

ECサイトへの主な集客方法として、以下の3つが挙げられます。

  • SEO対策
  • SNSの活用
  • Web広告の出稿

ECサイトのSEO対策

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化、つまりネット検索をしたときにホームページが検索結果の上位に表示されるように働きかけることを指します。検索上位に表示されるほどホームページのクリック率が高いため、狙った検索キーワードで上位にホームページを表示させることで、訪問者数の増加につなげられます。

SEO対策のメリット・デメリット

SEO対策のメリットは、費用を抑えて集客ができる点です。検索意図を想定し、情報発信をすることは無料でも行うことができます。広告と比べて費用対効果が高いと言われており、中長期的な集客を考えるなら、ぜひとも実施したい施策です。一方で、SEO対策の効果が出るまでには数か月以上の期間がかかると言われており、その間、ECサイトの訪問者にとって有益なコンテンツを発信することが必要となります。

ECサイトのSEO対策の方法

有効なSEO対策の例をいくつかご紹介します。

  • サイトの掲載内容を検索ニーズに沿ったものにする
  • タイトルタグやメタディスクリプション、見出しタグを設定する
  • 重要な画像のalt属性(代替テキスト)を記述する
  • ECサイトをスマートフォン対応する
  • 画像を軽量化する

サイト全体でSEO対策を意識して改善していくことで、集客力のあるECサイトにしていくことが可能です。中でも商品ページや、ブログ記事ページはSEOを特に意識したいページと言えるでしょう。これらページの集客力を高めるには、検索されるキーワードを見出しやタイトル内に含める、商品説明や画像を多く載せて分かりやすいページにするといったことが効果的です。


商品ページのSEOについては、以下の記事で詳しくご紹介しています!

ECサイトにおけるSNSの活用

情報収集の手段としてYouTubeやInstagram、X(Twitter)等を利用する方は多いのではないでしょうか。今やGoogleなどの検索エンジンでの検索以外にも、SNSでの検索も増えています。SNSでの情報発信を行うことで、検索エンジンでの検索を普段あまりしない人に対しても商品の訴求をすることが可能です。

出典:株式会社エルテックス|「通信販売に関する【消費者調査】2022」

株式会社エルテックスが行った「通信販売に関する【消費者調査】2022」によれば、「ECを含む通信販売(以下、通販と言います)で買い物をしたときに、購入のきっかけや、参考にしたSNSがありますか」という質問に対し、約半数の49.5%が「ある」と回答。参考にしたSNSのトップ3は、YouTubeが27.6%、LINEが16.8%、X(Twitter)が16.2%となっています。この調査から、ECサイトへの集客方法としてSNSが有効であることが伺えます。

SNS活用のメリット・デメリット

SNSの活用も費用を抑えて集客ができるという点をメリットとして持っています。こちらもSEO対策同様、長期的に取り組む施策であり、効果を見込むにはコンテンツを用意して発信する必要があります。

SEO対策と異なる点として、各SNSの特徴が異なるため、それぞれに適切な投稿を発信することで幅広い顧客を獲得することができる点が挙げられます。また、SNSには投稿内容が流れやすいため、リアルタイム性やキャッチーさが特に求められることも挙げられます。

主なSNSの簡単な特徴

SNSでの情報発信をECサイトへの集客につなげるには、主なSNSの特徴を理解し、メインターゲットとなる人物に見られやすいSNSを選定することが大切です。主なSNSの簡単な特徴は以下にまとめています。

LINE全世代が幅広く利用。国内最大級のSNS。1:1のコミュニケーションがメイン。
X(Twitter)平均年齢は35歳。主なユーザーは10~20代。拡散性が高い。
Facebook主なユーザーは30~50代のビジネスパーソン。リアルな人間関係が反映される。
Instagram主なユーザーは10~20代の女性。「映える」写真で視覚的に訴えることができる。
Tiktok主なユーザーは10~20代の若者。短尺動画を気軽に投稿・シェアできる。
YouTube全世代が幅広く利用。動画で情報を分かりやすく伝えられる。
SNSの活用方法

SNSのアカウントを作成し、商品に関する情報やセール、キャンペーンなどの情報を発信することで、商品への興味・関心を高めることができます。各投稿やプロフィールにECサイトへのリンクを掲載しておけば、サイトへスムーズに呼び込むことが可能です。また、SNSを利用するユーザーにいいねやコメントをして関係性を深めるといったこともできます。

その他にも、インフルエンサーに商品を宣伝してもらうインフルエンサーマーケティングや、リアルタイムで視聴者とコミュニケーションを取ってECサイトへ誘導するライブコマース等の活用方法もあります。

ECサイトにおけるWeb広告

Web広告は、検索エンジンやSNS上の広告などネット上で配信される広告です。検索エンジンの検索上位に表示するリスティング広告や、SNS上に配信するSNS広告などがあります。

Web広告の必要性

先に挙げた、株式会社これからがEC サイト運営で売れる人と売れない人に関する調査」によれば、「次のうちどの方法がネットショップの集客に効果的だと思いますか(複数回答)」という質問に対しては、Web広告が57.5%と最も高い割合で挙げられています。

出典:株式会社これから|EC サイト運営で売れる人と売れない人に関する調査

また、「Web広告に一日どれくらいの費用をかける必要があると思いますか」という質問に対しては、「1,001円~5,000円」が30%、「501円~1,000円」が23.5%、「5,001円~10,000円」が14%と挙げられており、少なからずWeb広告に費用をかける必要性を感じていることが伺えます。

出典:株式会社これから|EC サイト運営で売れる人と売れない人に関する調査

Web広告のメリット・デメリット

Web広告のメリットは即効性の高さです。検索結果の上位をはじめ、目立つ箇所にECサイトを表示させることで、短期間でサイトへの訪問者数を増やすことができます。反面、広告出稿には費用が発生します。ECサイトの立ち上げ初期や予算に余裕があるときに特に効果的です。

主なWeb広告

Web広告にはいくつか種類があるため、それぞれの特徴をよく理解したうえで利用することが重要です。

種類課金方式概要
リスティング広告クリック課金検索結果の上位に表示されるテキスト広告
SNS広告クリック課金
インプレッション課金
SNSに掲載される広告
アフィリエイト広告成果報酬アフィリエイターのブログやサイト内に掲載してもらう広告
ディスプレイ広告クリック課金Webサイト上の広告枠に表示される画像や動画の広告

費用対効果が高いとされる広告として、リスティング広告やディスプレイ広告の一種であるリマーケティング広告、リスティング広告に似たGoogleショッピング広告が挙げられます。

【まとめ】ECサイトへ集客するには

ECサイトへの集客方法についてご紹介しました。費用と効果が出るまでの期間を考慮して、広告やSEO、SNSを組み合わせて活用することが重要です。

ECサイトへ集客するには、「誰に何の情報をどうやって届けるか」にこだわった情報発信を定期的に行い、改善していくことが重要です。ターゲットやキーワードを分析し、興味を持ちそうなコンテンツを注目度の高い形で発信、その後サイトのアクセスを見て、投稿内容のブラッシュアップを続けることで安定した集客力を持ったECサイトに育てることができます。

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Office Kでは、ECサイトの制作前に徹底した市場調査とキーワード分析を行うことで、訪れるお客様がどんな情報を求めているかを導き出し、集客力の高いECサイトを制作いたします。集客につなげるための情報発信の内容に関するご相談も承っております。

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