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CTR(クリック率)とは?Webマーケティングにおける重要性や改善方法を解説!

この記事ではCTR(クリック率)について、特にもSEOやリスティング広告におけるCTRについてご紹介します。Webサイトや広告で販路開拓・売上アップを狙っている方はぜひご覧ください!

CTR(クリック率)の意味や求め方、目安

CTR(クリック率)とは

CTRとはClick Through Rateの略語であり、クリック率、クリックスルー率とも呼ばれ、表示された回数のうち、何回クリックされたかの割合を指します。CTRを計測する対象にはWebサイトのページ、広告、メールなど様々存在し、Webマーケティングにおいて重要な指標の1つと言えます。

CTR(クリック率)の計算方法

CTRは以下のように算出されます。

「クリック率(CTR)」 = 「クリック数」÷「表示回数」× 100

Web広告の場合は表示回数をインプレッションと呼ぶこともありますが、CTRは表示された回数に対してどれだけクリックされたかを表す指標です。このCTRが高ければ、Webサイトのタイトルやメタディスクリプション(ページの概要を表す説明文)、広告などが効果的であることが分かります。

【参考】CTR(クリック率)の目安

業界、業種をはじめCTRは様々な要因で変化しますが、目安となる数値が分かれば1つの目標として改善に役立てることができます。ここでは検索順位とCTRの関係とリスティング広告の平均CTRをご紹介します。

検索順位とCTRの関係

seoClarity社が公開した調査結果によれば、ホームページの検索順位とクリック率(CTR)には検索順位が高いほどホームページのクリック率が高いという関係があります。その他にも検索順位が高いほど一つ下の順位とのクリック率の差が大きい、特に検索順位1位と2位のクリック率の差はおよそ2倍ほどあることもこのグラフから分かります。その他、デスクトップとモバイルを比較するとデスクトップの方が全体的に高めであることや、検索順位1位だとCTRはおよそ7,8%、5位を下回ると1%未満になることが伺えます。

出典:seoClarity|CTR Research Study: The Largest Ever for SEO

リスティング広告の平均CTR

リスティング広告とは「検索連動型広告」とも呼ばれ、検索キーワードに応じて検索結果に表示させる広告のことです。WordStream社はGoogle広告における業界別の平均クリック率に関する調査結果を公表していますが、およそ2%~6%と業界によって大きくCTRに開きがあることが分かります。同調査では平均クリック単価やコンバージョン率も紹介されており、広告出稿の際には一見の価値がある調査と言えるでしょう。

出典:WordStream|Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!]

WebマーケティングにおけるCTR(クリック率)の重要性

先ほどご紹介したように、CTRが高いほどWebサイトのタイトルや広告などがの効果が高いことが分かります。つまりCTRが高いということは、想定しているユーザーのニーズと実状が一致しているということでもあります。逆にCTRが低い場合は、ユーザーのニーズを把握しきれていないことが分かります。

ユーザーのニーズを把握することは、CTRに限らずWebマーケティングを成功させるうえで重要なことです。ユーザーにサイトや広告をクリックしてもらった後に、お問い合わせや商品購入といった更なるステップがあります。CTRを高めるうえでも勿論そうですが、このお問い合わせや商品購入といった売上アップ、目標達成につながる動きをユーザーにしてもらうには、ユーザーのニーズを掴み、広告などに反映させることが必要不可欠です。

SEOやリスティング広告のCTR(クリック率)の改善方法

WebマーケティングにおいてCTR(クリック率)を測る対象は様々存在しますが、今回は特にSEOやリスティング広告でのCTRの改善方法についてご紹介します。SEOやリスティング広告でのCTRの改善方法には、以下のような方法が挙げられます。

  • ターゲットの人物像を明確にする
  • 検索意図を推測し、適切なキーワードを選定する
  • 興味を引く表現を使う
  • 文章中にベネフィットを盛り込む

ターゲットの人物像を明確にする

CTR(クリック率)を高めるには、まずターゲットのニーズを把握することが必要です。ターゲットの人物像(ペルソナ)を明確にし、そこからニーズを把握することで、興味を引くキーワードや表現を見つけることができます。

先ほどご紹介したように、ニーズを把握することはその後の商品購入やお問い合わせ数の増加にもつながるため、成果が上がらないときはまずペルソナ設定を見直してみましょう。適切なペルソナ設定ができているかどうか、CTRをはじめとした指標を随時確認し、ペルソナの解像度を上げていきましょう。

ペルソナ設定については以下の記事で詳しくご紹介しています!

検索意図を推測し、適切なキーワードを選定する

検索キーワードの中には、検索した人のニーズを推測することができるものがあります。例えば「ホームページ制作 料金表」といったキーワードでは、ホームページ制作会社を比較するために料金表を検索していると考えられます。ニーズを推測できるキーワードは、2語以上の複数のキーワードが組み合わさっている(ロングテールキーワード)ことが多いです。こうしたキーワードからニーズを推測し、表現を改善していくことでCTRの向上につながります。

キーワード選定に役立つツール

無料で使えてキーワード選びに役立つツールの代表として、ラッコキーワードやGoogle キーワード プランナーの2つが挙げられます。これらのツールを使えば、入力したキーワードの検索ボリュームや共に検索されているキーワードを探すことができます。こうしたキーワードの選定は、検索順位を上げサイトへの集客力を高めるSEO対策でも重要です。

参考:ラッコキーワード

参考:Google キーワード プランナー

興味を引く表現を使う

CTRを向上させるためには、タイトルの改善が欠かせません。キャッチーなタイトルにするためには以下のような表現を用いると良いでしょう。

  • 疑問形にする
  • 具体的な数字を入れて説得力をアップさせる
  • 権威性を示す
  • 普通とは逆と思われる文章を入れる

【見なきゃ損する】、なぜ〇〇は△△なのか?、医師監修!〇〇の△△法!…などなど、こうした表現は、ターゲットの興味を引く表現と言われています。この点については、検索結果から表示されるタイトルやメタディスクリプション以外にも本のタイトルなども参考になります。

文章中にベネフィットを盛り込む

先ほどの興味を引く表現の1つとも言えますが、文章中にベネフィット(商品やサービスがもたらす利益や恩恵)を含めることも効果的です。似たような言葉にメリットがありますが、メリットが売り手目線であるのに対し、ベネフィットは顧客目線の表現になります。

売り手目線と顧客目線の違いを、ヒーターの商品説明でご紹介します。

売り手目線で伝える場合、「本体サイズは〇〇で、弱中強それぞれ〇〇Wで風を送ることができ、〇〇℃を超えると電源がオフになる機能を搭載…」といったような説明になってしまうかもしれません。

一方、顧客目線で伝える場合、「限られたスペースでも置けるコンパクトなサイズ。3段階の温度調整ができ、強の場合はそれまでの製品よりもすぐに部屋を暖めることも可能。また、お部屋が暑くなりすぎる前に電源がオフになる機能を搭載…」といったように表現することができます。ベネフィットを盛り込むことで、ターゲットにとって分かりやすく興味を惹かれる表現になるためおすすめです。

CTR(クリック率)を改善してWebマーケティングを成功させよう

SEOやリスティング広告におけるCTR(クリック率)についてご紹介しました。ターゲットに商品やサービスへの興味を持ってもらえているかを測れるため、CTRはWebマーケティングにおける重要な指標の1つです。改善にはターゲットへの理解が不可欠となりますが、これはCTR以外のWebマーケティングにおける重要な指標も同様です。ペルソナ設定やキーワード選定、表現方法などの改善を重ねて、Webマーケティングを成功させましょう!

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