SEOに強いブログ記事の書き方|ポイント・注意点と共に徹底解説!
読者にとって有益な記事を書き、ホームページ上に載せて公開するのは、SEO対策として有効な施策の1つだと言えます。そうした記事を多く公開していくことで、ホームページ内の情報の網羅性が高まり、ホームページの集客力が高まっていくでしょう。
ここで、「読者にとって有益な記事とは何か」をよく検討する必要があります。闇雲に記事を書いても、書いた内容が検索されないものであれば、SEOの向上はほとんど見込めません。どんな人が、どのような悩みを持って、どんなキーワードで検索するかを考えることで、初めてSEOに効果的な記事を書くことができます。
今回の記事では、SEO対策になる記事の書き方について解説していきます。集客できるホームページを目指している方はぜひご覧ください!
目次
SEO対策になる記事に必要な要素
SEO対策になる記事を書くには、ユーザー目線とクローラー目線の2つの目線が不可欠です。
SEO対策になる記事を書くためにはユーザー目線が最重要
まず大前提で忘れてはいけないのが、ユーザー目線です。Googleが公開している情報から、SEOを考える上ではユーザー目線が何より大事であることが読み取れます。
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えてきました。新しいウェブブラウザを開発するときも、ホームページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のホームページはインターフェースが明快で、ページが瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。
出典:Google|Google が掲げる 10 の事実
SEO は、検索エンジンではなくユーザーを第一に考えたコンテンツに適用した場合に効果を発揮します。
出典:Google|有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成
ユーザー目線が反映される記事の要素
記事の中でユーザー目線が反映される要素の例として以下が挙げられます。
- 記事で取り扱う内容
- 記事内に含まれるキーワード
- 記事の読みやすさ
- 詳細な情報を補足するリンクの設置
この中でもユーザー目線を意識することができているかどうかが分かる一番の要素は、記事で扱う内容です。こちらが一方的に伝えたい情報だけを伝えても効果は見込めません。お客様の生の声やアンケート結果、統計データなど信頼できる情報に基づいて、何について書けば読んでもらえそうかを考えましょう。
読者が読みたくなるブログ記事の内容例
読者が記事を読みたいと思う動機には以下のようなものが挙げられます。
- 役に立ちそうだから
- 面白そうだから
- 共感できるから
- 評判が良いから
こういった動機に合わせた記事を書くことで、有効なSEO対策の施策にすることができます。ちょっとした悩みの解決方法、エンタメとして見ることができるコンテンツ、知的好奇心を刺激するコンテンツや実際の体験談といったものは、上で挙げた動機に合った記事と言えるでしょう。
特に読者の悩みを解決するような記事は、アンケート結果や統計データといった信頼でき、悩みが分かる情報が集めやすいため、SEO対策となる記事の中でも書きやすく、おすすめです。記事の内容に困った場合は、読者の悩みを想定し、それを裏付ける調査結果が無いか探してみると、ブログ記事のネタ切れを防ぐことができます。
ユーザー目線を踏まえたうえで、検索エンジンを意識した作りにする
ユーザー目線は記事を読んでもらうという観点で特に重要ですが、クローラー目線は記事を発見してもらうという観点で重要です。書いた記事を公開してもすぐには検索結果に反映されるわけではなく、クローラーに見てもらうよう働きかけたり、記事に一定の質があることを見せたりする必要があります。
クローラーに効果的なものとして以下が挙げられます。
- E-E-A-Tを意識した要素の設置
- 見出しタグの正しい配置
- メタディスクリプションの記載
- 画像のalt属性の記入
信頼できる引用元の記載をはじめ、書いた記事が信頼できるものだと示す、階層的に見出しを設置する、ページの説明であるメタディスクリプションを記載するなど、クローラーにとって内容が分かりやすいようにすることで検索順位の向上を見込めます。
E-E-A-Tについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています!
SEOに強い記事の書き方
以上の2つの目線を踏まえ、SEO対策になる記事の書き方を順番にご紹介していきます。
- ユーザーのニーズを調査
- ターゲットや目標の設定
- 対策キーワードの選定
- 上位表示される記事の内容を確認
- 記事の構成を検討する
- 執筆してWeb上に公開する
1.ユーザーのニーズを調査
興味をもって読んでもらう記事を書くには、ニーズの調査は欠かせません。お客様の生の声やアンケート結果、統計データなど信頼できる情報から、ユーザーが求めている情報を検討します。ニーズに沿った内容で記事を書くことで、この後のキーワード選定などの効果も高まり、集客力向上につなげることができます。
2.ターゲットや目標の設定
誰に対して情報を届け、その人に読んだ後どうなってもらいたいかを検討します。Webマーケティングでは、この「誰に何を届ける」が非常に重要です。記事を書く前に予め検討することで、書いている途中で記事の方向性がブレることを防ぐことができるだけでなく、より有効な対策キーワードを選ぶことができます。
ペルソナ設定の方法については、以下の記事で詳しくご紹介しています!
3.対策キーワードの選定
1、2のニーズやターゲット像、目標を基に、そのターゲットが検索しそうなキーワードを選定します。
対策キーワードの選定に役立つツール
無料で使えてキーワード選びに役立つツールの代表として、ラッコキーワードやGoogle キーワード プランナーの2つが挙げられます。これらのツールを使えば、入力したキーワードの検索ボリュームや共に検索されているキーワードを探すことができます。
参考:ラッコキーワード
対策キーワードの選び方のコツ
上位表示を狙う上でキーワード選定で重要になるのは、検索ボリュームや競合性といった要素です。これらは上記のGoogle キーワード プランナーを使うことで確認することができます。
検索ボリュームと競合性をバランス良く併せ持つキーワードとして、ロングテールキーワードが知られています。ロングテールキーワードとは、「ホームページ 制作 費用」のように複数のキーワードを組み合わせたキーワードを指します。上記ツールで対策キーワードを選ぶ際は、そういったキーワードに注目してみましょう。
この他にも、「費用」や「相場」といったキーワードで検索をする人は購買意欲が高い人であると考えられる、などキーワードからどんな人が検索するか推定することができます。書こうとしている記事のターゲットがどんなキーワードで検索するかをよく考えることが大事です。
検索順位を上げるためのキーワードの選び方については、以下の記事で詳しくご紹介しています!
4.上位表示される記事の内容を確認
対策するキーワードで検索して上位に表示されている記事の内容を確認し、書く記事の構成の参考にします。検索上位に表示されるということは、ユーザーのニーズを満たしているなど上位表示される理由が考えられるため、要因を分析して記事に取り入れましょう。
特に注目したいポイントはタイトルや見出しです。どんなキーワードを入れているか、どういった見出しを並べているかを見ることで、SEO対策に効果的な記事を早く書くことができます。
5.記事の構成を検討する
上位表示された記事の内容を参考に、2で定めたターゲットにどんな表現をすれば伝わりやすいかを考えます。
伝わりやすい文章を書くためのPREP法
伝わりやすい話の流れで文章を書くのに役立つのがPREP法です。
PREP法は、Point(主張)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(主張)の頭文字をとった分かりやすい説明のモデルのことです。ビジネスのコミュニケーションでも短時間で説得力のある意見を伝えるときに役立つとされており、普段から意識している方もいらっしゃるかもしれません。
文章構成を予め決めておくことで、文章を書くのが早くなる効果も期待できます。伝わりやすい文章を早く書くために、記事を書く際はPREP法を意識することがオススメです。
6.執筆してWeb上に公開する
無事に記事を書くことができたら、以下のような注意点を確認して公開しましょう。
- 見出しタグが正しく階層を意識して設定されているか
- 画像やリスト、表などを使い、直感的に分かりやすい表現がされているか
- 改行や強調が適切に使用されているか
- 引用した場合は引用元を明記しているか
- リンクを載せた場合は正しいページに移動できるか
- 重要な画像のalt属性は設定しているか
- 冗長な表現になっていないか
- 誤字脱字は無いか
- 不適切な表現は無いか
公開後はGoogle Analyticsをはじめとした解析ツールを使って、アクセス数や滞在時間、訪れたページなどを確認しましょう。書いた記事が読まれているかどうかを確認することで、次回以降の情報発信する内容をより有効なものにすることができます。また、最新の情報を追記したり、ユーザーが検索すると思われるキーワードを含めたりすることで、SEOが向上することがあります。
SEOに強い記事を書く上での注意点
SEO対策となる記事を書く上での注意点として、以下のような点が挙げられます。
- 言いたいこととユーザーが知りたいことの違いを意識する
- コピペにならないようにする
- タイトルや見出し内にキーワードを詰め込み過ぎない
- ホームページ内の既存の記事と内容が重複しないようにする
- 書いた記事を定期的に見直し、リライトする
- 考えすぎずに、まず書いてみる
言いたいこととユーザーが知りたいことの違いを意識する
ブログ記事内で伝えたいことが、記事を読むユーザーにとって知りたい情報かどうか、公開する前に振り返ってみましょう。一方的に伝えたいことを書くだけでは、ユーザーが興味を持つ内容とは離れてしまい、アクセス数を増やす・お問い合わせを増やすといったSEO対策の目的達成からも遠のいてしまいます。SEOに強い記事を書くには、ユーザー目線を忘れないことが重要です。
コピペにならないようにする
他の記事の内容をコピー&ペーストで書いてしまうと、検索順位が下がるなどSEO面でマイナスになってしまいます。あくまで他の記事の内容は参考程度に留め、独自の切り口で記事を書くことが重要です。
無断複製されたコンテンツ
一部のサイト所有者は、他の(多くの場合は評判のよい)サイトから取得した(無断で複製した)コンテンツを中心にサイトを作成しています。無断複製されたコンテンツ自体は高品質のサイトからのものであっても、サイト独自の役立つサービスやコンテンツが他になければ、ユーザーに付加価値を提供することはできません。場合によっては、著作権侵害にあたるおそれもあります。また、多数の有効な法的削除リクエストが提出された場合、サイトの掲載順位が下がることがあります。
出典:Google|Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー
タイトルや見出し内にキーワードを詰め込み過ぎない
SEOを意識するとタイトルや見出し内にキーワードをとにかく沢山入れたくなりますが、不自然にならない程度に留めましょう。キーワードの詰め込み過ぎはユーザーにとって分かりづらいものとなり、かえってSEOに悪影響を及ぼす可能性があります。SEO対策をする際は、ユーザー目線が第一であることを忘れないでください。
ホームページ内の既存の記事と内容が重複しないようにする
複数のページが同一のキーワードを狙っている状態は、かえってSEOに悪影響を与える可能性があります(カニバリゼーション)。書く内容が重複しそうなときは、別記事へのリンクを設置するなど重複する箇所を減らす工夫が必要です。
書いた記事を定期的に見直し、リライトする
一度記事を書いたらそのまま放置、はSEO対策の面で非常にもったいない行為です。記事を書く前に充分調査や情報収集したとしても、ブログ記事を書く慣れなどの理由もあり、集客につながる要素を記事内に一度で盛り込めるとは限りません。定期的に書いた記事の効果をGoogle Analyticsを始めとしたアクセス解析ツールで確かめ、更なる強化を図りましょう。
考えすぎずに、まず書いてみる
ここまでご紹介した内容を、初めから全てできるようになる必要はありません。ブログ記事を書くことを継続する上で少しずつ意識して取り入れれば問題ないです。書いた記事はいつでもリライトすることができます。初めから一度に大きな成果を得ようとせず、中長期的にこうしたユーザー目線を意識したブログ記事での情報発信を継続することを目標にしてみてください。SEO対策の点において、継続は非常に重要です。
読み手を意識することでSEO対策になる記事を書くことができる
SEO対策になる記事の書き方についてご紹介しました。SEO対策になる記事を書くには、何よりもまずユーザー目線を忘れないことが大切です。お客様の生の声やアンケート調査結果などからニーズを把握し、どういう内容を誰に届けたいのかを意識するだけでも発信する内容がグッと集客力を高めるものになります。
一方で、ある程度のところで検討するのをストップし、1本の記事としてまとめることも重要です。今回ご紹介した要素を最初から全て取り入れる必要はありません。1つ1つできることから挑戦し、SEOを高める記事の書き方に習熟していきましょう!記事を書いて公開した後はアクセス解析結果を見直して、投稿内容の改善につなげることもお忘れなく!
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